手塚の葬儀あるある教え隊!

2017年12月10日

華厳宗での葬儀やお墓を持つ場合

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日本では一般的に仏教や神教が多いですが、特に仏教は全国的にも多くの人が信仰しています。また仏教といっても経典などの違いによって、宗派なども違いがあります。そんな中で奈良時代から存在する宗派の1つとして華厳宗があります。

華厳経を教えを学ぶ宗派であり、他の宗派のなかでも独特の体系を持っているのが特徴の1つです。華厳経の教えは他の宗派とは異なり、仏も人間も知恵も全て無限に重なり合っているという考え方になります。華厳経の考え方として人間が住む世界と、仏が住む世界の2つが基本的に存在するとされています。

この2つの世界が共存している世界が1つあり、共存せずただ物事だけがあるだけのなにも存在しない世界も1つあるので、合計4つの世界でできているという考え方になっています。宗派のなかでも世界の考え方が独自な物となっており、これら4つの世界は重なりあって無限にあるとされています。そのため宗派の人が亡くなった時に、葬儀を執り行わないというのが1つの特徴となっています。そのため華厳経の信者が亡くなった場合は、葬式を行う事は本来ではありません。ですが残された親族にとってやはり葬式を執り行わないわけにはいかないので、その場合は別の仏教の宗派にならって執り行われることになります。またお墓自体も用意するという考えがありませんが、やはり残された親族にとってお墓は必要になります。そのためお墓も葬式をお願いした御寺などの宗派にならって、用意する事になります。