仏壇のお参りに行くときは、事前に細かなマナーを頭に入れておかなければいけません。マナーを頭に入れておけば正しくお参りできますし、遺族の方に失礼にあたってしまう心配がないからです。まず、お参りに行く前に香典とお供え物を用意します。
香典は関係性や年齢を考慮して用意し、供え物は小分けになっているお菓子や果物など、日持ちがしてたくさんの人で分けて食べることができるものを選ぶと安心です。事前に遺族の方に連絡をしてお伺いする日時を決めたら、時間を守ってお邪魔するようにしましょう。
そして、マナーを守ってお参りします。仏壇の前に正座をしてご本尊に一礼してから、お供え物を供えましょう。そして、ろうそくに火を灯してから、線香にも火を点けます。きちんと火が点いたのを確認したら、心を込めて手を合わせることが重要です。
手を合わせ終えたら、手で火を消し、一礼して下がりましょう。火を消すときに注意したいのが、決して吹き消さないということです。手で軽く扇ぎながら消すのが一般的ですが、もしも火消し用の仏具が用意されている場合は遠慮なく利用させていただきましょう。
ちなみに、りんがあるときは、静かに数回鳴らすことを意識し、決して大きな音でむやみに鳴らしてはいけません。