大切な人の訃報を受けたけれど、どうしても事情があって葬儀に参列できないことがあります。また、葬儀が終わった後で訃報を知ることもあるかもしれません。そんなときは、あらためて遺族の自宅を訪問して、お仏壇に手を合わせるのがマナーです。
ただし、突然自宅を訪問するのはマナーに反することになってしまいますので、訪問する前に必ず電話で連絡をして、訪問する日時を相談した上で決めるようにしましょう。訪問するときは、香典を持参するのはもちろんのこと、お供え物も持参するのが基本的なマナーです。
何を選べばいいのか迷ったときは、和菓子や菓子折りなど、日持ちのするものを選ぶとよいでしょう。もちろん、故人が好きで生前よく食べていたものを持参するのも喜ばれます。ちなみに、香典とお供え物を持参したら、自分で直接お仏壇に置くのが基本です。
故人のために持参したものなので、遺族に手渡すのは失礼にあたってしまいます。もしも不安な場合は、あらかじめどちらに置けばいいのかを遺族に確認すると安心です。また、持参したお供え物の上に香典をのせるように置くことも大切なマナーの一つです。
遺族のお宅を訪問する前に、この点を頭に入れておけば失敗することがありませんし、落ち着いて遺族に弔意を伝えることができます。