近年、一人暮らしをする高齢者が増えていると言われています。家族や親族と離れて暮らしている人や、自分にもしものことがあったときに片づけを頼める人がいない人は、早めに終活を始めることで様々な準備ができます。
たとえば、足腰が丈夫で元気に動き回れるうちにやっておきたいのが私物の整理です。人が亡くなると、その人が使っていた遺品を整理する必要があります。たくさんの遺品を必要なものと不要なものに仕分けするだけでも、非常に大変な作業になると言われています。
その点、元気なうちにあらかじめ自分自身で不要なものを処分しておけば、残された人にかかる負担を大幅に減らすことができます。まずは、身の回りにあるものを一つひとつチェックして、使うものと使わないものに仕分けすることから始めてみるとよいでしょう。
思い出が詰まった品物を捨てようかどうか迷ったときは、その場の勢いで判断するのではなく、一度はダンボールなどに保管しておき、時間を空けてから再度じっくり考えれば、処分してしまってから後悔することがなくなります。
そしてもう一つ注目したいのは、利用していないデジタルサービスがあるかどうかという点です。ブログやSNSなど、もしも利用していないデジタルサービスがある場合は、早めに退会手続きやアカウント削除の手続きを行っておくと安心です。