通夜や葬式、お焼香の際など葬儀の中では様々なタイミングで合掌をすることがありますが、なぜ行うのかやタイミングはいつかはっきり理解できていない人も多いです。仏様に向けて行うものであり、葬式の際にも同じことが言えます。
個人に対して行うと考えている人も多いですが、葬式でも仏様に対し、故人をよろしくお願いしますという意味合いで合掌を行っているということは、頭に置いておくようにするべきです。ただ手を合わせれば良いというものではなく、気持ちを込めるのは勿論作法にも気をつけなくてはなりません。
右手と左手を胸の前で合わせ、親指以外の指先が少し前の方へ向くように傾けましょう。数珠は手を合わせた両手の親指にかけるか、左手の親指にかけて右手を添えるのが基本です。その後は目を閉じて、頭を会釈するように傾けましょう。普段から行う機会がないとなれば、どうすれば良いかわからず悩むという人が多いですが、事前に調べておくのは勿論忘れてしまった時には、周囲の人の行動をチェックして同じように行えば問題はありません。心を込めて行うというのは当然大切なことですが、それだけではなくきちんと作法も調べておくことで、故人の敬うになります。