若い頃は、遠方にお墓があってもお参りに通うことはそれほど大変なことではありません。一時間くらいの距離であれば、ちょっとドライブ気分でお参りするのも良いかもしれません。しかしながら、年齢を重ねるにつれて遠方のお参りというのは負担になってきます。足腰が弱くなってくると長時間運転するのも大変なこととなってきます。そこで、方法としては墓じまいをするか、もしくは近場に移すという選択肢です。実際、管理をするお寺などではそうした相談が多く寄せられていて、墓じまいや近くに移す人も少なくありません。
葬儀業者の数は年々増加傾向にありますが、親族間で納得のいく葬儀を行うためには、時間を掛けて複数の業者のサポート対応や主に扱っているプランの特徴、料金体系などをきちんと理解することが重要となります。一般的に、顧客満足度が高い業者の中には、年間を通してオンライン上や店頭で葬儀に関する全般的な相談を受け付けたり、各家庭に訪問相談の対応をしたりしているところが珍しくありません。そのため、通夜と告別式の具体的な方法について迷っていることがあれば、経験豊かなスタッフが揃っている業者に問い合わせをしてみると良いでしょう。
恩師が亡くなったという訃報が届いた時には、かつてのクラスメイトと一緒に葬儀に参列することも珍しくありません。その際には、他のクラスメイトにも連絡しておくようにしましょう。特にかなり昔にお世話になった恩師となれば、すべての人の連絡先が分かっているわけではないので、訃報が届いていない人もいます。情報をきちんと行き届かせるためにも、気づいた人が連絡をすることが大切になってきます。順番で考えると年齢が高い人から亡くなっていくことが自然ですが、予期せぬことから年齢が若い側が亡くなってしまうこともあります。
様々な葬儀の形がある中で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、家族葬を選ぶ人が増えていると言われています。家族葬は近親者だけで行う新しい葬儀の形で、参列する人の数を少なくできるという特徴があります。参列者数を抑えることができるため、新型コロナウイルス対策を行いながら安心して葬儀を執り行うことができます。基本的には遺族と普段から交流がある親戚を中心に参列しますが、故人が特に親しくしていた友人や知人に声をかけることも可能です。