初めて葬儀を行うという家庭はとても多く、葬儀会社自体をどこにしたらよいのか迷う事も多くいます。そのためどこの企業に依頼するかはポイントを把握して、しっかりチェックしたうえで選ぶ事が重要になります。まず初めて電話で見積もりなど様々な依頼をする事になりますが、その際は電話対応の内容を確認します。身内に不幸があった事を顧慮して、丁寧で落ち着いた対応をしてくれかどうかを確認します。あからさまに仕事と割り切って対応されてしまうと、遺族にとっては心の整理もできぬまま葬式プランを決める事になります。
仏壇を考える前には、お位牌を考えます。亡くなった人の戒名や死亡年月日を記してお祀りするもので、本位牌を作るのには、仏壇店にもよりますが、注文してから10日以上かかることもあるので、四十九日の忌明けの法要までに余裕を持って手元に届くように注文しておくなど、早めに準備をしましょう。ちなみに、壇は飛鳥時代の仏教工芸品である『玉虫厨子』がルーツといわれており、家庭に設置するのは寺院にある壇を小型化したものだと考えればいいでしょう。
葬儀は一般的に仏式タイプが多く、2日に分けて行われる事が多いです。通夜と告別式が行われるので、参列者は両方に参加してもよいですしどちらか片方だけ参加しても問題はありません。参列者にとっては故人との最後のお別れの場となりますが、そういった場がない葬式タイプとなるのが直葬になります。直葬の特徴として通夜と告別式が行われないという点があり、最後のお別れとして参列することが出来ないという点が挙げられます。