まだ自分が生きている時に葬儀を行う生前葬では、これまでお世話になった親族や友人などを招いてありがとうの気持ちを伝えられます。終活を意識している人が増えているため、行われることが多くなっている葬儀のスタイルです。内容は様々で、これまでの人生をスライドショーや映像で振り返ったり、カラオケやビンゴなどのレクリエーションを楽しむことも多いです。規模や内容もさまざまで、葬儀場以外にもホテルや旅館の宴会場で行われることもあります。
葬儀を執り行うとなれば、ありとあらゆる点でお金が必要となりますが、その中でも大きな負担となるのが飲食接待費ではないでしょうか。飲食接待費に関しては、見積もりでは料金に含まれていないケースも多いので、後々頭を悩ませるという人も珍しくはありません。事前にある程度人数を把握しておかないと、どの程度必要になるのかもわかりません。特に会食に必要となる金額は、会葬者の人数によって大きな違いが生まれるので気をつけなくてはなりません。
人が亡くなると葬儀さえ済ませばよいというわけではありません。亡くなってから49日目には四十九日の法要を行う必要があります。これは人が亡くなってから49日後に仏様のところに向かうと言われているためです。この法要の準備は葬儀が行われてからすぐに手配し始めることがすすめられています。死後49日が経過してからこの法要を行うと死者の魂が仏様のところに向かうために待たなければならないと考えられているため、早めに行うようにしてください。
いつかは家が亡くなり葬儀を行わなければなりませんが、これらの具体的な段取りや費用は事前に調べておいた方が納得してセレモニーを行うことが出来ます。火葬をする場所を公営の施設を利用するか民営の施設を利用するかで、費用が変わってきますので何処で行うかを慎重に決める必要があります。墓地や住空間の問題で、最近では当たり前になってきた火葬料は、公営であれば五万円以内で行うことが可能ですし、民営であれば平均的には十五万円くらいは掛かります。